Float Gallery Antiques(愛知/MAP041)


▼一押し商品を教えてください
普段使いしやすいヴィンテージイヤリング ヨーロッパを旅して集めたビンテージイヤリング。多彩な色やデザインを眺めているだけでも面白いくらいに沢山とり揃えてお待ちしています。お気に入りの一品を見つけにいらして下さい。

 


▼買い付けの様子を教えてください
イギリスのとあるマーケットにて。
テーブルの向こうには店主と思われる体格の良い男がもう1人の男性と話し込んでいる。その店にはいくつか面白い品があったので、私はそのテーブルの上をじっと眺めていた。

そして、一番気になったワインボトルの形をした親指ほどの小さな鉄のケースを手にとって、店主に値段をたずねると、
店主「すまないがそれはもう売れないんだよ。たった今このジェントルマンがテーブルの上の物を全て買ったんだ。後はこのジェントルマンと話してくれ。」
テーブルの上には乱雑に積み上げられた時計の山、それから小さな雑貨、古道具などたくさんの物がただ乱雑におかれていたのだが、支払う金額を見ておそらくその男は時計が目当てで購入したのだろうと思った。

この仕事をしてきて店主たちからこういった“全買い”の話を聞いたことがこれまでに何度かあったのだが、ついにその現場に立ち会うこたとができたことに私は興奮していた。
「店の品物、全部くれ。」
この台詞は私の中でもう神話ではなくなった。

そしてすぐのちにこの“全部買うおじさん”が私が半刻ほど前に購入した斜め向かいの店の主人だったと気付いて更に驚くこととなった。結果“全部買うおじさん”は私の欲しかった鉄のケースを格安で譲ってくれて、いま買ったばかりの品を自分のテーブルに並べ始め、最後に一言
「ところでビジネスの話があるんだが・・・俺が今買ったばかりの品を除いてそれ以外の俺の品物全部で160ポンドで買わないか?」

犬「あんた、このあたりじゃ見かけない顔だな。こんな日になんだ? 今日はだいたいの店が休みなんだぜ。」

私「そうみたいですね。まぁ開いている店もあるみたいだし、ゆっくり見ていきます。」

犬「そうかい。好きにしたらいいさ。さぁそこをどいてくれ、パトロールの途中なんだ。ゆっくり楽しんでいってくれよ。」

私「ありがとう。ではまた。」

・・・・・・遠くから微かに聞こえてくる犬の声 「おーい、みんな〜、鴨がネギ背負って歩いて来たぞ〜!」

不思議なことに閉まっていたお店も何軒かシャッターを開けて営業を始めてくれました。
そしてまた現れた犬は「さぁ、これでいくらかマシになっただろう。あとはアンタ次第だ。せいぜいカモられないようにな。」そう言って立ち去った。


▼当日はこんなブースでみなさまをお出迎え

 

 

【店舗情報】
Float Gallery Antiques
https://www.instagram.com/float_antiques/

お問い合わせはInstagramのダイレクトメッセージより
※現在オンラインショップ、通販は致しておりません。