群馬の伊香保温泉に近いところです。お山のちいさな工場で作っています。頭上の木にはムササビがたくさん住んでいます。
工場の前には川が流れています。毎日せせらぎを聞きながら・・・と優雅なコメントをしたいところですが、アブやハチと戦いながら過ごしています。時々謎の生き物が通り過ぎていくことも・・・
鉄豆皿は、まず鉄板から一枚ずつかたちを切り出します
ここで叩いたり成形したりします。この金床の代わりにしている台は、鉄くず屋さんで拾ってきたもので、橋脚の一部と思われます。ボビンのようなかたちをしていて、おそらく150キロくらいはある鉄のかたまりです。最初からたくさん穴が開いていたので、それを利用して、成形の際の押さえにしたり、曲げ具を差し込んだりして使っています。
小さくても、削ったり、バリを取ったり・・・たくさん工程があります。作業中はけっこういろいろ散乱します・・・
成形後。これからもう一度熱して焼付けという表面処理をします。
鉄は、無骨な素材のおかげで甘くなりすぎないのがよいところかなぁと思います。
手は真っ黒に汚れます。たくさんの工程の中にも工夫を凝らして手をかけているので、小さくても誇りに思います。
【中村智美さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
山の中のちいさな工場で、鉄とステンレスを使って暮らしのものを作っています。今回は鉄の豆皿を中心にお届けします。鉄の豆皿は、キャンドルやアクセサリー、花器のトレイとして、またお菓子やコーヒーシュガーなどをのせて楽しんでください。鉄のものは暮らしの中に新鮮な空気を運んでくれますよ。
【出品者情報】
中村智美
群馬県榛東村
www.kanamono-zakka.com