長野県佐久市の山あいで、夫婦で暮らしながら物づくりを営んでいます。

夫の「宇宴」は元オーディオ専門誌の編集者。人が本能的に心地よさを感じる音を探求し、古道具のかつての用途を活かす事を設計の要とした、一点もののスピーカーを制作しています。時代を幾重にも重ねた古民具から奏でられる音色には歴史の重みと温もりが宿り、耳を傾ける人の心をやわらかく豊かにしてくれます。

妻の「せつ」は、日本の山々に分け入り、自ら採集した水晶などの鉱石で装身具を制作しています。カットや磨きを一切行わず、自然そのままの形を尊重し、古代の人々が大切な人へのお護りを作るような心持ちで仕立てています。

今回は古箱を用いた水晶の照明や、新作となる古布を用いた水晶の留め具の鞄もお持ちします。どうぞ宜しくお願いいたします。