なぜだろうか。彼が選書した本棚を見ると、悔しいぐらいに胸が高鳴るのだ。群馬を拠点に活動する「suiran」の土屋裕一さんは、埼玉県川口市のカフェ「senkiya」など、店や工房の空間に合わせた本をセレクトして販売を行っている。装丁は本の入り口として私たちを迎えてくれるが、土屋さんが選ぶ色彩・フォント・サイズ感・タイトルは絶妙で、手を伸ばしていつの間にか見知らぬ世界へどっぷりと浸かっている自分に気がつく。東京蚤の市初出店のsuiranのブースにぜひ立ち寄ってほしい。きっとそこには新しい世界への扉が広がっているはずだ。
異国の本
【suiran 土屋裕一さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
群馬を拠点に古本を扱って活動している「suiran」です。洋服屋、花屋、パン屋に家具屋など、その場所にあったらうれしい本をセレクトし、委託販売しています。今年から高崎市にある老舗新刊書店「天華堂書店」の2階をお借りして、suiranの作業場兼店舗として運営を始めました。東京蚤の市にはジャンルもサイズも垣根なく、読んでも飾っても愉しめるような本を持っていきます。わくわくを携えて、どうぞ気軽にお立ち読みください!