2014年5月17日と18日の2日間、「第5回東京蚤の市」にお越しいただき、本当にありがとうございました。
“東京蚤の市に新しい風を”
こんな想いを抱きながらいつもよりも長い準備期間をかけてのぞんだ今回。この場所をこうすればもっと幸せに満ちた空間になるのでは? こうやってお知らせをすればもっとワクワクした気持ちでお越しいただけるのでは? など、様々な思いをめぐらしながら、行動に移しながら迎えた2日間。いざ終わってみれば、目指していた目標なんてものをはるかに超えた、およそ25000人の方にお越しいただいた、とてもとても大きな蚤の市となりました。
京王閣に広がるたくさんの出店者、様々なステージプログラム、東京北欧市…。これまででもっとも大きな東京蚤の市はみなさまの瞳にどのように映ったでしょうか。そして、初夏の風はどんな物語を届けてくれたでしょうか。会場に散りばめられた宝物のような、そんな鮮やかな瞬間が、ほんの一瞬だけでもみなさまのもとに訪れていますことを願っています。
出店者のみなさま。かねてよりご出店いただいている方もはじめてご出店いただく方も、みなさまと共に作り上げてこその東京蚤の市です。忙しい日々の中で、いつも快く、そして全力で会場に駆けつけていただけること、心から感謝しています。本当にありがとうございました。
開催にあたりご支援やご協力いただいた調布市役所のみなさま、京王閣のみなさま、京王電鉄のみなさま、調布PARCOのみなさま。これからもみなさまのご期待に応えられるような東京蚤の市でありたいと思っています。本当にありがとうございました。
準備期間から開催当日まで、数々のお手伝いをしていただいたボランティアスタッフのみなさん。みなさんがいなければ実現できないことがたくさんありました。乗り越えられない場面がたくさんありました。どんなに大変なときでも、変わらない笑顔とふるまいに助けられた回数は数えきれません。月並みな言葉しか言えないけど、改めて伝えます。本当にありがとう。
そして、ご来場いただいたみなさま。古いものを愛でるみなさまのその想いこそが、東京蚤の市を育んでくれていること他なりません。ご来場いただきまして、本当にありがとうございました。
最後に、当日のご入場時のご案内不足や会場内の混雑など、いくつもの不備や不手際で、ご来場いただいたみなさまにご負担をお願いする場面が数多くあったかと思います。この場をお借りして、深くお詫び申し上げます。今回起こった様々な問題は、これからも東京蚤の市を続けていくにあたって、乗り越えていかなくてはならない、大きく、そして険しい山だと受け止めています。それでも、その山を乗り超えた先に見える景色を目指して、次の開催の時には少しでも成長した蚤の市の姿をお見せできるよう早速行動に移していきたいと思っています。
「第5回 東京蚤の市」はこれにて終了となりますが、「蚤の市」はこの秋、西日本で初開催となる「関西蚤の市」、そして晩秋の「東京蚤の市」へと歩みを始めます。
深まりゆく秋は、古いものがとっても良く似合います。そんな季節にまた、たくさんの古いものを愛するひとたちと出会えますように。
「東京蚤の市」編集長
手紙社 加藤周一