ニジノ絵本屋(東京/MAP140)

▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
『ぼくは 生まれたとき』
原題は『QUANDO EU NASCI』ポルトガルの出版社「Planeta Tangerina」より2007年に刊行され、今では11ヶ国語に翻訳されている名作であり、ニジノ絵本屋が初めて海外絵本の翻訳に取り組んだ作品です。きっかけは3年前。ボローニャチルドレンズブックフェアからの帰りの飛行機の中で、後にこの作品の日本語訳をお願いする事になるイラストレーターの本田亮さんが、代表のいしいに1冊の絵本を和訳しながら読み聞かせてくれたところから始まりました。その絵本のイラストの魅力と、本田さんが話すように聞かせてくれた内容にすっかり惚れ込んでしまい、この絵本の日本語版があったら絶対に素敵だろうなぁ、と思ってしまったことがきっかけで、初めての翻訳絵本プロジェクトが始まりました。ノウハウが全くない中で進めていた製作の途中で、いしいが体調を崩し休養を余儀なくされたり、深刻な紙不足で中々印刷ができなかったりと、様々なトラブルに見舞われながらも、周りの方々に沢山のご迷惑やご心配をかけながら、3年の時を経てようやく出版にこぎつけた大切な1冊です。

「ぼくは 生まれたとき
ママのおなかのなかしか しらなかった
まっくらな おなかのなかしか」生まれたとき、ぼくは何も知らなかったけれど、
やがて、
目で、花や海、鳥を見て知り、
口で、名前を読んだり、飲んだり、食べたり、味わうことを知り、
鼻で、空気を吸うことや、大好きなにおいを知り、
耳で、自分の周りで聞こえてくる音を知り、
手や足で、触ったり歩いたりできることを知っていきます。

これは、生まれてきた小さな命が、毎日毎日小さな発見をしていく物語です!今まさに子育てをしている親御さんに、そして出産祝いにもオススメしたい1冊です。

 

▼ニジノ絵本屋さんの或る1日のスケジュールを教えてください
10:00 <スタッフ出勤>
お店中の窓や扉を開け放って、朝の風を招き入れながらお掃除をします。その日の気分で絵本のレイアウトを変えることも!
12:00 <開店>
看板を外に出して、お客さまをお迎えします。
14:00 <休憩>
腹が減っては何とやら。カウンターの中でお弁当を広げます!
(ただし、匂いには気をつけて!)
17:30 <束の間の…>
近所のわんちゃんがお散歩中にご来店!
おやつをあげたり、遊んだり。飼い主さんとのトークも弾みます。
(実はこの時間が密かな楽しみ!)
18:00 <閉店>
看板をしまって閉店です。今日も一日お疲れ様でした!

 


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

ニジノ絵本屋
http://nijinoehonya.com/
東京都目黒区平町1-23-20
tel. 03-6421-3105