▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
モスクワ郊外の市場でする仕入れでは、素人作りの古いものなど、想像の範疇を超えるものや用途不明なものに出会えるのも醍醐味のひとつ。こちらの青い家の玩具もそんな類いのもの。おそらく素人が趣味で作ったものか、不思議と目を惹く佇まい。仕入れたときは埃だらけで、さらにはあちこち痛んでいたりと、そのままではとてもお店に並べられる状態ではなかったけれど、一度全てを解体し、清掃・補修して、さらに内部には灯を仕込んで蘇らせたもの。解体するときに先人と心を通わせて、意図を読み取って修復して、それがまた人の手に渡っていく楽しみを感じられた思い入れのある一品。
青い家 (灯)
*既に売約済の商品になります
▼はいいろオオカミ+花屋西別府商店さんの或る1日のスケジュールを教えてください
5:00 / 生花市場にて生花の仕入
8:00 / お店にて生花の水替え・ディスプレイの一新。普通の生花店とは違い花器も全てがアンティーク、商品なので、器そのものも念入りに洗います。
10:30 / お水も空気も新鮮にリフレッシュ・時代を経た古道具と今を生きる植物、その二つが気持ちよく混じり合う瞬間です
11:00 / 開店
20:00 / お店の営業をしながら、作品製作や古道具の手入れ、店舗の内装のお仕事など……
生花の仕入は週3回・古道具の仕入は国内にて月2回程度、モスクワにて年2回ほど。季節の生花とアンティークの組み合わせで、様々な表現をしています
▼カタログ予習帳
はいいろオオカミ+花屋西別府商店
107-0062
港区南青山3-15-2・102
tel.03-3478-5073