▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
それぞれの家具や古道具が使用されていた時代や、意匠の面白さはもちろんですが、、日頃より素材や樹種にこだわりを持って仕入を行っています。確信をもってお店に迎え入れることもあれば、しばらく倉庫でホコリを被って眠っていたものが、不意に朝陽を受けて想像もしなかったような美しい表情を見せることもあります。
「総楢材の衝立」
流れるような美しい木目と、灰色がかった奥行のある木色は楢材独特のもの。素晴らしい素材に触れると、それはもうこのあと二度と出逢えないものの様な気がして、毎回のことですが愛おしく手放しがたい気持ちになります。
▼交点さんの或る1日のスケジュールを教えてください
小さいお店ですが、いつも調子に乗ってたくさん仕入れてしまうので倉庫は常に家具で埋め尽くされています。悪い癖です。必死に修理していると、だいたいは他の仕事も忘れて気付けば外は真っ暗ということも少なくないのですが、時折会いに来てくださるお客様とのやりとりや、朝夕2度、美しい光の中でぼーっと眺める家具の山は、「こんな生活もそう悪くないよなぁ」と感じさせてくれます。
▼カタログ予習帳
交点
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