工舎 澄み処 -SUMIKA-(群馬/MAP233)

▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
「森のトイカメラ」はお子さま向けのおもちゃとしてorインテリア雑貨として好評頂いております。国産の広葉樹を丸太の状態から手作業で加工して作るため、一般的なプラスチック製のおもちゃよりも割高になってしまうのですが、おもちゃとして使うほどに味わいが増していきます。毎年同じイベントで購入くださる方、遠方からこのカメラのためにイベントにお越しくださる方々の嬉しそうな様子を拝見するとやっててよかったなと思います。

 

▼工舎 澄み処さんの或る1日のスケジュールを教えてください

「製作の日」
平日は建築設計の業務で打合せに行っていることが多いため、休日で工房にいる際に諸々の作業をまとめてやってしまいます。

【早朝】アロマ「澄み香」製造のための 杉の葉っぱを採集しに森へ。といっても工房がすでに森の中なのでご近所ですが……杉の葉を集めたら、かまどに火をつけてお湯を沸かして蒸留の準備をします。澄み香は山の湧き水と薪の火で、電気を使わず出来るだけ原始に近い方法で蒸留することをコンセプトにしています。

【午前中】週末は蒸留担当スタッフがお子さん連れで出勤するので、安全に配慮して仲良く作業してもらいます。

【午前~昼過ぎ頃】丸太の製材。急ぐと危険も大きいため、休日で時間が取れる時にあせらず取り組むようにしています。製材後寝かせて3年ほどでやっと使えるようになります。おもちゃ、家具、住宅まで、形を変えてたくさんの人の手に届きますように。

製材作業のあとはクタクタになってしまうので商品の仕上塗装や検品など、体力のそれほどいらない作業を行うことが多いです。写真はキャッシュトレイ。日本の森には美しい木目の樹が溢れています。その自然の美しさを損なうことのないよう丁寧な仕事を通して、永く愛せるモノ作りをこころがけています。

 

▼お店の外観

▼カタログ予習帳

工舎 澄み処
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