【出店者紹介】居留守文庫(大阪府)

居留守文庫店舗写真(第1回関西蚤の市)

【居留守文庫 岸 昆さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】

こんにちは。大阪阿倍野の住宅地でひっそりと営業している古本の隠家「居留守文庫」です。たくさんの小さな「一箱」を積み重ね、広くて深い古書の森を育てています。蚤の市には、内容はもとより、読み継がれて風貌も味わい深くなっている本をピックアップして持っていきます。東京・関西合わせて4回目の出店です。今回もちょっと変わったブースを競馬場に出現させ、皆さんに楽しんでいただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

居留守文庫店内151030

居留守文庫・漱石 「漱石」
漱石を研究されていた一医学者から譲り受けた大量の漱石関連本から、比較的なじみやすいものを選んで出品します。大正7年発行『明暗』(縮刷版初版)や松岡譲『漱石の印税帖』など珍しい品も

居留守文庫・詩 「詩」
書肆ユリイカ発行の雑誌「ユリイカ」(1959~61年)、荒地出版社の「荒地詩集」「詩と詩論」、思潮社の現代詩文庫など、詩を一箱に詰めて。クスミ・ヨレ・破れ……、繰り返し読まれた痕跡・傷みが、詩性を帯びる。「詩」そのもののような詩集たちです

居留守文庫・住まい
「住まい」
「生活を豊かにするアイテム」として、建築の棚から住居や庭園に関する本を選んで持っていきます。住まい学大系シリーズ、狭小住宅「塔の家」の建築家・東孝光の著作、西沢文隆小論集(コート・ハウス論、庭園論1~3、全4冊揃)など

居留守文庫・陶芸 「陶芸」
蚤の市に出品される数々の陶器はとっても魅力的。実物とともに本もぜひ。歴史に名を残した陶芸家の作品は手軽に購入できませんが、書物によってその奥深い世界を味わうことはできます。河井寛次郎、富本憲吉、バーナード・リーチ、濱田庄司らの著作・展覧会図録を持っていきます

【店舗情報】
居留守文庫
大阪府大阪市阿倍野区文の里3-4-29
tel.06-6654-3932
http://irusubunko.com/