「第3回関西蚤の市」へご来場いただいた皆さまへ

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撮影・津久井珠美

2016年12月3日と4日の2日間、「第3関西蚤の市」にお越しいただき、ありがとうございました。12月とは思えない過ごしやすいお天気に恵まれた初日。昨年を大きく上回り、次から次へと会場に姿を見せる来場者のみなさまの姿に、胸がいっぱいになりました。澄みわたる青空と、澄んだ空気を透過して眩しく映えるアンティークの品々。セントウルガーデンが異国の蚤の市と化し、自分がエトランゼのように錯覚するほどでした。終盤、12月にはあまり降らない雨に見舞われた2日目。長い蚤の市の旅が終わってしまうのを、空も名残り惜しみ悲しんでいるかのように感じられました。そして、この旅は終わりではなく、まだまだ続いていくというメッセージなのだろうと。

第10回東京蚤の市の開催からわずか2週間。東から西へ。秋から冬へ。次々に訪れるスイッチの連続に焦りを覚える瞬間もありましたが、東京で湧き上がった熱き蚤の市愛を、冷ますことなく関西の地へ届けることができたことは、思いがけず喜ばしいできごとでした。また、それ以上に3年目にして「関西蚤の市が根付いてきたのでは?」と思えるようになったことは、何よりも嬉しいできごとでした。

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第3回関西蚤の市にご参加いただいた出店者、出演者のみなさま。そして、この場を借りて第1回東海蚤の市、第10回東京蚤の市に出店、出演いただいたみなさま。未知なる冒険の最高のパートナーとして共に立ち向かえ喜びを分かち合えたこと、心より感謝いたします。あの幸せに満ちあふれた陽の場を築き上げられるのは、みなさんがいてこそです。

共催者として、縁の下から関西蚤の市を支えていただいたJRA阪神競馬場のみなさま。スムーズで安心できる会場運営やプロモーションに苦心してくださり、本当にありがとうございました。“カンサイノミノイチ”が名馬へと育ちますように。

会場中を動き回り、少数精鋭で場内のケアをしてくれたボランティアスタッフのみなさん。笑顔で気持ち良くあらゆることをこなしてくれたこと、少しでも素晴らしい関西蚤の市にしようとしてくれたこと、いくら感謝を述べても足りません。

そして、ご来場いただいたみなさま。わたしたちが描いた下地に最後の彩色してくれるのが来場者のみなさまだと思っています。みなさまも共に関西蚤の市をつくった旅の仲間です。ご来場いただきまして、本当にありがとうございました。

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10月からはじまった蚤の市の旅が、たくさんの、本当にたくさんの笑顔に迎えられ終えられたことは、手紙社の蚤の市史に燦々と刻まれ、語り継がれていくことでしょう。そして、旅は続きます。新しい地、新しい仲間を求めて。ふたたび幸福な瞬間を分かち合う日が来ることを祈って。

「第3回関西蚤の市」編集長
手紙社 小池伊欧里