家づくりの雑誌などを読んでいるとよく出てくる“ブロカント”という言葉。フランスの田舎暮らしを表す言葉であり、暖かな日差しの中に佇む家具や装飾品に憧れを抱いた方も多いはず。華美な装飾とは対をなすデザインは、シンプルな日本の生活にもスッと溶け込みます。いきなり大きな家具を揃えるのはちょっと……、と悩んでしまうみなさんに、明日から早速使える取り入れやすいものを選んでみました。
◎muguet du premier mai
少しくたびれた木の質感は、見た目も触り心地もベストなブロカントアイテムです。折り畳みなので、お部屋のどこに持っていっても使うことができる優れものでもあります。
◎piika
フランスの伝統的なテーブルウエアブランド・Gienのおままごとセットはいかがでしょうか。実際に食卓に並ぶものと大差ない作りとデザインに、並々ならぬ作りの細かさを感じることができます。ミニチュア感覚でディスプレイしてみるのも楽しいですね。
◎antiquus days
あっさりしているように見えて、縁にまで模様の施されたシルバーのスプーン。いざ探そうとすると、意外とここまでちょうど良いデザインのものが見つからないことも。こうして重ねて置いているだけでも様になります。
◎Petit Musée
草花の模様が透かしで入っているレースで飾り付けしてみれば、途端にフランスの情景へと様変わり。テーブルに敷いたり、壁にかけてみたり自由自在に使い方を選べるので、さっと模様替えしたい人にはオススメです。
◎antiquenara
ヴィンテージの紙ものを持てきてくれるのは、フランスの丁寧な暮らしを紹介しているantiquenara。走り書きの文字や皺の感じ、そして燻んだブルーの色合いにときめくこと間違いありません。
◎N°CONCEPT
フランスの老舗陶磁器メーカー・サングミンヌの年代物のポットも手に入ります。貴族が使用していたとされる上質な作りには、色褪せない美しさが残っています。ちょっと欠けてたりしているところがまた、使用感が程よく出ていてグッド!
ひとつからでも部屋の雰囲気が変わるアイテムを取り扱うお店が、東京蚤の市にはたくさんあります。ブロカントなものを手に入れて、フランスの小さな田舎村を訪れた気分に浸ってみてはいかがでしょうか。