ギャッベ専門店ギャッベハネ(東京/MAP152)

▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
弊店の扱う「ギャッベ」はイラン・カシュガイ族が思ったこと、見たもの、感じたものを即興で織っていく手織絨毯です。カシュガイ族の住むイラン・シラーズ地方にて年数回買い付けに行っています。描かれるのはシラーズ地方の山々、砂漠、羊や人々など素朴なモチーフが多いのですが、以前の買い付けの際ふと見ると飛行機と車が描かれていました。「これでは遊牧民の感じではないから売れないね」と現地スタッフが引込めようとしましたが、あえて買い付けました。これこそ「見たものをそのまま織る」ギャッベならではではないでしょうか。混じりけのないイランの遊牧民の思いをそのままお届けしています。

 

▼ギャッベハネさんの或る1日のスケジュールを教えてください
イランでの仕入れの一日
早朝、宿泊地からカシュガイ族の住むシラーズの山岳部へ向かいます。土漠の中を走ること車で3~4時間かかります。

テントの他定住しているカシュガイ族の家々を訪問し、織っているギャッベを見せてもらうこともあります。

遊牧民たちが作っているギャッベ協会に集められたギャッベから選ぶこともあります。

合間に昼食やチャイで休憩し午後まで買い付けます。

▼カタログ予習帳

ギャッベハネ
http://mrb-shop.com/
東京都目黒区目黒4-26-9 MRBビル
tel.03-5734-1134

m’s-select えむずせれくと&m’s工房(奈良/MAP148)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
2011年タイ、バンコクのインド人街で見た1枚のキルト。綿密な刺し子が大きな布にびっしりとされて、わっ、何?? 素敵っ!!!! とドキドキが止まりませんでした。何かと尋ねたら、インドの女性が使っていたサリーを5~6枚重ねて刺し子したラリーキルトだという。愛らしい色使いに様々なカタチのハギレを継いでいる。刺し子した上からも、さらに飾り刺繍した布も。こんな素晴らしい布でお洋服やバッグをつくったらどんなに素敵だろうか……それから3か月後、インド西ベンガル州の小さな村に向かったのです。

 


▼m’s-select えむずせれくと&m’s工房さんの或る1日のスケジュールを教えてください
早朝 電車で4時間の村に向かい、1日がかりで村を周り、ラリーキルトを選ぶ。お昼ご飯は、ラリーキルトを作ってくれるグループを束ねるクマールの家でベジタリアンカレーを頂く。最終の電車でコルカタに向かう。夕方はマーケットを散策。

 


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

m’s-select えむずせれくと&m’s工房
天然素材の洋服と手仕事雑貨 m’s-select えむずせれくと
http://www.ms-select.com/
アジアのヴィンテージ布や素材専門店 m’s工房
http://www.ms-koubou.com/
奈良県桜井市粟殿1029-6 m’s303
tel. 0744-42-5757

humongous(東京/MAP151)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
“tile” コットンツイル トップス
お店をはじめてすぐの頃にデザインしたオリジナルプリントです。生地や色のバリエーションを増やしつつ、8年経った今でもお店の棚の中心にあります。裁縫をされない方にも木版プリントを楽しんでいただきたいので、洋服やストールなどの製品もご用意しております。

 

▼humongousさんの或る1日のスケジュールを教えてください
製作と買い付けのインドの旅、1日目をご紹介します。
7:30 いつもおきまりのホテルで起床

9:00 いつもおきまりのドライバーさんにお願いをしてマーケットへ移動
10:00 ボタンやパーツなど、リストしていたものを買い付け&新しい素材をくまなくチェック
12:00 人気のラッシー屋さんに立ち寄ってテイクアウト、車内で飲みつつお気に入りのブティックに移動
12:30 ブティックでお買い物&近くのカフェでランチ
14:00 プリント工場へ移動

15:00 ウェルカムチャイをいただく
15:30 次のオーダーの説明、サンプルのチェック

16:00 プリント工房の視察。木版のつなぎやずれなどをチェック
17:30 休憩のチャイをいただく
18:00 工房の屋上でしばし黄昏る
19:00 仲良くしている工房の家族宅へ移動
20:00 みんなでカレーディナー
22:00 ホテルに帰り、翌日の準備

 


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

humongous
https://shop.humongous-shop.com
東京都荒川区東日暮里3−28−4
tel. 03-6316-9707

CREOLE(東京/MAP150)

▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
初めてラオスを旅行で訪れた際に市場で見た風景。それは、野菜や魚を売っている各テントの屋根に、ふんわりと柔らかそうな手紡ぎの綿の糸がかけられていて、はじめは何のための糸だろう? と思っていました。村を見てまわる内に、藍染め用の壺が並んでいるのを見つけたり、軒先で布に織っている女性を何人も見かけたり。 市場にあったあの糸は、そういった手仕事をするために、また他の女性が丁寧に紡いだ糸でした。 そういった手仕事が残っていることに感銘を受け、それがきっかけとなり、CREOLE(クレオール)というブランドがスタートしました。CREOLEとは、異なる文化と文化が混じり合い、新たな文化が創られることを意味します。ラオスのの手仕事が、日本の生活にもさりげなく溶け込むような、そんなものづくりを目指して。現地のゆったりとした時間の流れに合わせて女性達と仕事をしています。

 

▼CREOLEさんの或る1日のスケジュールを教えてください
【現地の村に行って直接オーダーする日】
本当は現地に行って、村の人達と直接話をし、確認をしながら仕事をするのが、イメージ通りのものづくりの近道ですが、なかなかラオスに頻繁には通えません。そのため、そのチャンスがある時はそれまで溜めていた疑問や質問を投げかけます。 なぜ? どうやって? 他のアイディアは? 質問攻めの後、お昼を勧められ、家の中に招待された際、部屋の片隅に置いてある布の切れ端が一番インスピレーションをくれる宝物になることがあります。

 


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

CREOLE
http://creole-creole.com/

emMèo(神奈川/MAP143)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
ベトナム南部の伝統陶器「ソンベ焼き」です。
ソンベ焼きはかつて家庭や屋台などで日常的に使われていた庶民の食器でしたが、国の方針で薪の窯が廃止されてきており、職人さんも減り、街から姿を消しつつあります。そんな中、emMeoでは少量作り続けられているソンベ焼き(ビンズォン焼き)や、50〜70年ほど前のヴィンテージのソンベ焼きなどを揃えています。フランス統治時代の名残を感じるソンベ焼きは美しく、懐かしさと新しさの入り交じったとても魅力的な器です。今は現地でも入手困難で「幻の陶器」と呼ばれていますのでこの機会にぜひ手に取ってみていただけたら嬉しいです。

 

▼emMèoさんの或る1日のスケジュールを教えてください
ベトナムでも日本人が足を運ばないエリアに行きます。どこにでも市場はあるので、同じようなものを手に入れることはできますが、作っている場所を訪ねることで、その空気感を感じ、商品の知識を得ることができます。南は旧ソンベ省(現・ビンズォン省)の最後の一つ(といわれている)窯元へ行ったり、北はハイフォンという港町の琺瑯工場で商品を買い付けてきました。また多種少数民族が暮らすサパの街へも、ハンドメイドの刺繍や藍染めを見学しました。ホーチミンでは灼熱の中、現地友人のバイクの後ろにまたがりどこへでも行きます。市場や骨董通りで買い付けたものはバイクにくくりつけ宿との往復を繰り返します。買い付けた商品が使われている場所で食事をしたり、友人宅で食卓を囲んだり、滞在中はベトナムの日常や暮らしに寄り添って、商品への理解と知識を深めています。

▼カタログ予習帳

emMèo
https://emmeo.theshop.jp/
@emmeo_onlinestore
mail:emmeo.onlinestore@gmail.com

Silk Road Caravan(兵庫/MAP142)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
ウズベキスタンの刺繍布スザニを使って作ったオリジナルのスタッキングスツールです。以前ウズベキスタンで直接仕入れてきた大きいサイズのスザニを使用しました。思い入れのあるスザニに最初にはさみを入れるときは緊張しましたが、とてもいいスツールに仕上がってくれました。

 


▼Silk Road Caravanさんの或る1日のスケジュールを教えてください
中央アジア(主にキルギスタン、ウズベキスタン、中国の新疆ウイグル自治区、アルメニア、ジョージア)各地をめぐって出会ったお気に入りの物を集めています。

買い付けの日:
7:30: 朝食
10:00: バザールや気になるショップを下見。買い付け日記用の写真も撮影。
13:00:昼食 (午前中の情報を整理。)
14:00: 気に入った商品のお店に行って交渉スタート。そして買い付け。
19:00: ホテルに帰る。現地の料理を食べに行く。
21:00: その日買い付けた物の整理。明日の行動計画を立てる。

 


▼お店の内観

▼カタログ予習帳

Silk Road Caravan
http://sr-caravan.com
兵庫県神戸市中央区栄町通2-2-3 天海ビル1F
tel.080-3854-0780

Akushu(大阪/MAP146)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
台湾出張中に見かけたかわいい春聯(中華圏のお正月かざり)。その時は何気なく写真に収めたのですが、帰国してから写真を見直して、漢字と文字のバランスのかわいらしさに「絶対これを日本で販売したい」という気持ちがわいてきました。いろいろ探してようやく制作元を見つけて、次の出張時に訪問。Akushuの取り組みなど熱意を伝えて、無事に春聯を持ち帰ることができました。ちなみにお正月飾りですが台湾などでは年中貼られているのでいつでも使えます(笑)。

 


▼Akushuさんの或る1日のスケジュールを教えてください
Akushuの台湾出張時の1日をご紹介します
8:00 台湾の朝ごはん屋さん/ブログ紹介用にご飯を撮影・台湾仲間と情報交換
9:00 展示会会場へ/台湾のクリエイターの集まる展示会で商談、商品探し
16:00 街めぐり/昔ながらの雑貨を買い付け・休憩でたまにはおいしいスイーツも
19:00 台湾の取引先と晩ご飯/おいしいご飯のあとはカフェで閉店まで打ち合わせが定番

 


▼お店の内観

▼カタログ予習帳

Akushu
http://www.akushu-taiwan.com/
大阪市
tel.050-3718-9997

TWO CHAPATI(山梨/MAP149)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
サリーボーダーリボンのベルト。
インドで買付けした古い民族衣装などからリボンだけを切り出し、国内で1点ずつリメイクして製作したベルト。古いからこそ美しいものを日常の装いで身に着けたいという思いから古い生地やパーツを大切な素材として再利用しながら、リメイクアイテムの製作をスタートするきっかけとなった一品です。

 


▼TWO CHAPATIさんの或る1日のスケジュールを教えてください
インド ジャイプールでの1日
9:00 朝食/チャパティとチャイ
10:30 オフィスへ移動/現地で製作している洋服や雑貨の打ち合わせ
13:00 昼食/カフェtapuriでランチ
14:30 木版プリントの工房へ/彫ってもらった木版やプリントの色を職人達さんと確認
16:30 マーケットへ/リメイクアイテムの素材となる古い生地やパーツの買付け
20:00 夕食/滞在先のお家でインドの家庭料理
1年に2-3回、インドへ買付けや製作へ行きます。
滞在中は工場へ足を運び製作しているアイテムの確認をしたりマーケットをひたすら歩いたりと自分で見て触れることを大切にしています。

 


▼お店の内観

▼カタログ予習帳

TWO CHAPATI
https://www.twochapati.com/
@hanji_twochapati
山梨県北杜市
tel.0551-30-4088

ベトナムの手仕事 ante / アンテ(ベトナム/MAP147)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
ベトナムの山岳地域に暮らす少数民族、黒モン族のろうけつ染の布があしらわれたハイネックブラウス。みつろうでていねいに描かれた文様とパッチワークによる刺繍が美しく、見ればみるほど見惚れてしまいます。民族のテキスタイルはひとつひとつ手仕事でつくられていて、同じものがありません。身を包めば山岳地域で暮らす人々の生活や顔が浮かび、あたたかな気持ちになれるお洋服です。

 

▼ベトナムの手仕事 ante / アンテさんの或る1日のスケジュールを教えてください
午前中:ハノイから山岳地域や骨董市、工芸村へローカルバスなどで出かけます。

日中:職人さんのアトリエで制作をお願いしていたものを確認したり、新しいデザインについて相談したり… あっとゆう間に時間がすぎてしまいます。お昼をみんなで食べることも。村の市場や日用品を扱う雑貨店などを訪れ、ハノイなどの都市では見かけない、光るものを見つけたら連れ帰ります。(だいたいデットストック品)

後日、ハノイへ帰り、洗って干してアイロンをかけたり、ほつれを直したりします。

 


▼お店の内観
実店舗はなく、展示会やイベントのみで販売しています。展示会やイベントの出店情報は下記リンク先にて更新中です。ぜひご確認ください。

▼カタログ予習帳

ベトナムの手仕事 ante / アンテ

https://www.instagram.com/ante.vn/
www.asiakougeisha.com/ante
tel.+84 (0)39 319 5436 (ベトナム)/050 5359 5910(日本)

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