徒然舎(岐阜/MAP079)

▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
太宰治「斜陽」(新潮社・昭和23年)
学生時代、アルバイト代をつぎ込んで、太宰治の初版本復刻集を買いました。作家自身や作品のイメージとは違い、穏やかで愛らしい装幀のものが多かったのが意外でした。復刻とはいえ、とてもうれしくて、小さな部屋の小さな本棚に並べ、眺めて過ごしました。
古本屋を始めてすぐの頃、市場で買った本の山の中に「斜陽」を見つけました。残念ながら初版ではありませんでしたが、あの日買った復刻版と同じ装幀の、約70年前のその本には、小さくて軽いけれども強い存在感がありました。どうしても売ることができず、今でも自宅の本棚に、復刻版とともに並んでいます。

 

▼徒然舎さんの或る1日のスケジュールを教えてください
10:45 朝礼/開店準備を終えたスタッフさんと、今日のスケジュールを確認
11:00 開店/スタッフさんに店番をお願いして、奥の机で事務あれこれ
…お問い合わせメールへの返信、新刊書籍の注文や精算、スタッフさんの給与計算やシフト作成などなど
…そうこうするうちにも、店頭にお持ちいただいた本の買取査定、お世話になっている近所のデザイナーさんとの打ち合わせ、商店街理事長とのイベントの相談、探求本のお問い合わせなども急に入って、立ったり座ったり
14:00 昼食/狭いバックヤードでお弁当を食べる(お笑いラジオを聞きながら)
15:00 倉庫作業/店の外にある倉庫へ行き、在庫の中から、店に出したい本を選んだり、イベント出店で販売する本を探したり(電気も冷暖房もありません)
17:00 店番/スタッフさんと交代。店番をしながら本の値付け。自分へのノルマ60冊。
19:00 閉店/レジを締め、スタッフさんとお菓子をつまみつつ、おしゃべり
20:30 残業/営業時間中にはできない、棚の整理や、店内での商品撮影など

▼カタログ予習帳


▼お店の外観

徒然舎
〒500-8182 岐阜県岐阜市美殿町40矢沢ビル1階
tel. 058-214-7243
https://tsurezuresha.net/

folklora(東京/MAP081)


▼思い入れのある一品を教えてください

 

▼folkloraさんの或る1日のスケジュールを教えてください

街をめぐり、あちこちで手芸本を探します。


以前からお世話になっている古書店にて。おじさまが親切!


買い付けの合間に娘と公園にて休憩。

 


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

 
folklora
https://folklora.wixsite.com/main
http://tamatsubaki.net/
東京都調布市上石原1-27-34-1
tel. 042-445-4184

やすだ書店/尾花屋(東京/MAP082)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
イヌイットの人の手作業と独特の感性に驚かされた本(平成12年/主婦の友社)。

 

▼やすだ書店/尾花屋さんの或る1日のスケジュールを教えてください
12:00 本の買い付け
17:00〜 本の仕分け・ネット更新・発送


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

尾花屋
https://www.obanaya.com
東京都小金井市東町4丁目20−3
tel.042-407-5798

やすだ書店
http://yasudashoten.com
東京都小金井市貫井北町5−16−14
tel.042-313-8099(事務所のみ)

ふるえほんのお店 カタリ文庫(愛知/MAP072)

▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
作られた当時の暮らしが垣間見える一冊は手のひらに収まる“ヌリエドウワ”。蛇腹に作られているところや、紙質やフォントなど見ているとなかなか隅から隅まで楽しい。お店に遊びに来てくれた小学生の女の子がこのシリーズに興味を持ってくれていろんな話をしました。2冊あった中で迷いながらも一冊を選んだ理由もとても素敵でなんとも嬉しかったのを覚えています。いろんな年代やいろんな国の様々なカタチの絵本。古い紙モノ。なんでもお店にあるものがいろんな好きや興味のきっかけになって新しい扉が開けてそれが先に繋がり続いて行くということ。またそれが嬉しいことだなぁなんて思います。

▼カタリ文庫さんの或る1日のスケジュールを教えてください
●出店そして店舗営業の或る1日●
6:45 出発・毎月出店しているマルシェへ。
7:10頃 到着・商品を降ろして出店者のみなさまと挨拶やお話をしつつレイアウト等を考えながら出店の準備。
8:00 マルシェスタート・お馴染みのお客さまと挨拶をしたりお話をしたり清々しい1日のスタート。
12:00 マルシェ終わり・商品を片付けて挨拶をしてお店へ向かう。
13:30 お店に到着・荷下ろし、片付けと整理。14時オープンに向けて準備。
14:00 お店オープン・SNSの更新。絵本のクリーニング、整理。値段付け。棚出し。買取査定などなど。お客さまと絵本や本の話、子どもの話などお話して過ごしたりもします。
17:30 お店クローズ・閉店作業。帰宅。

▼お店の内観

▼カタログ予習帳

ふるえほんのお店 カタリ文庫
https://kataribunko.tumblr.com/
岡崎市大平町瓦屋前54-18

東京くりから堂(東京/MAP080)

▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
戦前の地図や案内、路線図など旅のいろいろ。昔の旅に想いを馳せて、自分もその時代の旅人になれた気分になれて……思わず没頭してしまいます。

 


▼東京くりから堂さんの或る1日のスケジュールを教えてください
地方(遠方)の市場へ出張の一日
東京には無い、戦災のない土地の市場に行って、古い面白いものを探しに行きます。早朝、東京を発ち遠方の市場に間に合うように出発します。景色を楽しみながら旅気分は役得……。だいたい午前9時ごろ出品物と真剣勝負。セリに参加の皆さんに負けないように……。午前10時をすぎるころ、思い通りの品物を入手! できたりできなかったり、気分を切り替えていかないと次のセリに影響します、この仕事一喜一憂はしていられません。お昼頃それでも欲しいものが他の業者さんの手に行くのを、涙を飲んで眺めていたり、入手できたお気に入りを並べてにんまりしたり……。午後5時ごろ、落札品を車に積み込んで帰京。こんな感じで集めたいろいろ、蚤の市に並べますのでお楽しみに。

 


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

 
東京くりから堂

nice nonsense books(広島/MAP074)

▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
外国の図鑑や、生物のスケッチが好きで集めていた時に出会った一冊。イギリスの教師だった、イーディス・ホールデンの鳥や植物の画集。手書きの文章も素晴らしく、宝物のような一冊です。

 

▼nice nonsense booksさんの或る1日のスケジュールを教えてください
AM
お客様宅に買い取り
PM
開店準備
開店
接客の合間に、古本の仕分け、値付け
閉店
閉店後ブログの更新

 


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

nice nonsense books
〒730-0854 広島市中区土橋町5-22
tel. 080-4556-9987
https://nnbs.exblog.jp/

にわとり文庫(東京/MAP075)


▼思い入れのある一品とそれにまつわるエピソードを教えてください
水色の表紙のダーシェンカは10代の頃に初めて行ったチェコで一目惚れして買った絵本なので、棚に並べるたびに特別な気持ちになります。その時買った絵本は自分の本棚の中にずっとあります。

▼にわとり文庫さんの或る1日のスケジュールを教えてください
年に一度の関西蚤の市へ出店するまでの1日

19:00 準備した荷物や什器を倉庫から下ろし隙間なく車へ積み込む。
翌4:00 関西へ向けて出発!(途中で少し寝たり休み休み運転します)
12:00 関西到着。いつもの食堂でお昼ごはん(楽しみ)。


13:00 搬入開始。荷物を下ろして明日の出店の為の仮設営。
16:00 夜露に濡れないように荷物をしっかりしまって宿へ(へとへとです)

 


▼お店の外観

▼カタログ予習帳

にわとり文庫
http://niwatoribunko.ocnk.net/
東京都杉並区西荻南3-17-5
tel.03-3247-3054

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