続いてご紹介するのは、「古書 信天翁」。東京・日暮里、下町情緒あふれる谷中ぎんざ商店街近くにそのお店はあります。当日は写真集や美術書の他、海外の古い絵葉書や旅行案内などを並べてくださるそう。本や葉書に刻まれた、世界中の物語をお楽しみください。
古い絵葉書『ディナール』ブルターニュにある別荘地(1900年前後に英国ブルジョア階級のリゾート地として賑わった)
【古書 信天翁 山崎哲さんに聞きました】
01 自己紹介をお願いします。
東京は日暮里、谷中ぎんざ商店街の入口、夕やけだんだん上にある雑居ビル2階の一室が古書 信天翁(あほうどり)です。デザイン、建築、美術、写真、映画、演劇、民俗、芸能、音楽、ビート、アメリカ、外国文学、詩、鉄道、動植物、絵本、児童書、漫画を中心に構成。買取は、上記ジャンルにかかわらず、随時歓迎しています。
02 当日はどのような商品を持って来てくださいますか?
前回までと同様、写真集や美術書や絵本、ヴィジュアル系の洋書が中心となりますが、今回は100年ほど前のポストカードをまとめて用意しました。東京蚤の市、アンティークショップで素敵なフォトスタンドにめぐり遭えたら、中にはこんなものを飾ってみてはいかがでしょう。また、1920年代に発行された船旅や鉄路の栞などの紙モノ。パリへと向かうロストジェネレーションたちのトランクケースに入っていたものかもしれません。
03 どのようなディスプレイで東京蚤の市を演出してくださいますか?
前回までは、トルコを旅した折に買って来たキリムを敷いてその上に無造作に大判本を積んでいただけなので、その様子がバザールっぽいと言われることがありました。ふだんは小さな店舗で棚に整然と並んでこちらに背表紙を向けているだけの本たちが、広々とした場所で表紙を上にして積まれるとのびのびとした新しい魅力を放つものだとわかりました。そのキリム上の平面と、さらにはテーブルや重ねた木箱を駆使した立体的な構成とで、立ち寄った人が手に取ってじっくりと眺めて楽しめるようなディスプレイにしたいと思います。
04 来場する方へひとことメッセージをお願いします!
古き良きモノたちと触れ合い、幸せな音楽やワークショップを楽しみ、おいしいものでお腹を満たして、あっというまに一日が終わってしまいます。そんな束の間の夢のような一日を(あるいは両日共!)、どうぞ存分に満喫してください。
【店舗情報】
古書 信天翁
荒川区西日暮里3-14-13 コニシビル202
tel. 03-6479-6479
http://www.books-albatross.org