日本茶に中国茶、紅茶にチャイ。茶葉や産地によって全く異なる風味に仕上がる「お茶」の奥深い世界。食事の際や、ちょっとしたティータイムには欠かせない存在。ひとつの文化として国を越え親しまれ、世界中の人々の暮らしに深く根付いています。そんなワールドワイドな文化に特化したエリア「世界のティールーム」が東京蚤の市にはあります。買い物途中でほっと一息つきたい時、香り立つお茶を嗜みながら、優雅な時間を過ごしてみませんか?
◎Satén japanese tea
日本茶、というと敷居が高く感じる方も多いのではないでしょうか? 日本茶スタンドとして親しまれ、ふらっと立ち寄って一服できる日本茶を作り出しているSatén japanese tea。注文された後、一杯一杯点てられた抹茶は香り高く、抹茶本来の旨味や渋味をミルクの甘みが包み込みます。お茶のバリスタである「茶リスタ」が淹れる至高の一杯を楽しんでください。
◎すすむ屋茶店
日本の茶葉の3分の1を生産している鹿児島で生まれた「すすむ屋茶店」。その歴史は深く、100年近く続く製茶問屋から派生した日本茶専門店です。鹿児島らしい緑茶を味わってもらいたい、そんな願いのもと生み出されたオリジナルブレンド「こくまろ」など、茶葉の生産者、目利きのの鑑定人、そして仕上げの焙煎人と、その道のプロが作り出したお茶を味わってみませんか。
◎たつみ茶園
60年以上前から、大和茶の生産地としても有名な奈良の月ヶ瀬で茶葉を作り続けるたつみ茶園。笑顔の素敵なご夫婦が、日々茶畑と向き合い、太陽の恵みたっぷりのお茶をたくさんの方に届けています。ティーパックが入った家の形をしたパッケージには、ひとつ屋根の下で、人と人が向き合って、お茶を飲む時間が増えるようにとメッセージが込められています。
◎茶屋すずわ
江戸末期に日本一の茶産地静岡で嘉永元年に創業し、これまで170年に渡ってお茶に携わってきた茶屋すずわ。熟練の茶師によって選び抜かれたものを使い、五感で楽しめるお茶を作っています。中でも「香り」を大切にし、お茶の香味が誘う情景を思いながら過ごす時間は格別です。ここでしか飲むことの出来ないブレンドなど、お茶のプロフェッショナルが作る、珠玉の茶葉をどうぞ。
◎八屋
東京の千駄ヶ谷と代官山に店舗を構える「八屋」は独創的なアレンジで新たな日本茶の楽しみ方を提案しています。煎茶本来の美味しさを味わえるよう煎茶にふわふわに泡立てたフォームドミルクを注いだ一品など、初めて口にするようなお茶の世界に触れ合うことができますよ。
◎TheThé
一口飲むと感じるほろ苦さと爽やかな甘さのある「抹茶」。The Théは各地に赴き、あらゆる地で抹茶の魅力を伝え続けています。「なかなか飲む機会のない抹茶をもっと身近に感じてもらい」と、考案されたレモネードにした抹茶ドリンクなど。すっきりした飲みごたえは、抹茶に苦手意識のあった方にもお勧めできる一品です。
◎CHABAKKA TEA PARKS
日本茶をエンターテイメントとして活躍しているのは鎌倉の日本茶専門店・CHABAKKA TEA PARKS。国内で作られている茶葉の中から厳選したシングルオリジンとオーガニックのものを扱っています。ビールサーバーのように注がれた泡の美しい水出し茶・ドラフトティーや、ハンドドリップで淹れられたものなど、新たな楽しみ方ができるもの。
◎カメリアニコティー
飲んだ人が笑顔になれるお茶を作っているのが、長野のカメリアニコティー。茶葉の輸入卸会社での経験を経て、オーナー自ら生産地を旅して作ったオリジナルブレンドは、体を内側から整えてくれます。八ヶ岳の澄んだ空気と、山頂にかかる雪をイメージして作られたブレンドなど、香りを楽しみながら味わってみてください。
◎PRANA CHAI
お茶文化の中でも特有のぞんざい感を放つ「チャイ」。茶葉を煮詰めミルクや香辛料を入れ作られる独特のスタイルに、根強いファンもいるのではないでしょうか。オーストラリア・メルボルンを拠点とするPRANA CHAIは天然素材を使用した、体にも優しく美味しい独自のチャイを作っています。
◎FLOWERBARN lesmyrte / レミルト
疲れた身体に寄り添う優しいお茶とお菓子を扱っているFLOWERBARN lesmyrte。販売しているハーブティーは輸入に頼らず、自社生産畑と信頼ある提携農家のものだけで作られています。ハーブティーに合う口当たりの焼き菓子・フールセックとのセットなど、贈り物にしても喜ばれそうですね。
◎菓子屋シノノメ
選りすぐりのお茶に合う、絶品茶菓子を作っている蔵前の菓子屋シノノメは、毎日食べられるお菓子をコンセプトに焼菓子を作っています。芸術品のように美しいビスコッティーやスコーン、毎日焼いているというメープルマドレーヌなど、あなたを虜にしてしまうお菓子が盛りだくさん。
◎琅茶 Wolf Tea
その愛らしいパッケージと香りの良さに心を奪われてしまう方も多いのでは? 台湾からやってくる、狼のロゴが特徴的な琅茶 Wolf Tea。作っているのは單品茶という、採る時々で一番美味しいとされるものだけを厳選したシングルオリジンの茶葉。世界を旅しながら使う水に至るまで研究し、テイスティングを重ね生まれたお茶が並びます。
お茶で巡る世界の旅に出かけ、各地の香り高い茶葉を感じてみませんか? お茶を片手に東京蚤の市を楽しんでも良し、お土産に持ち帰って自宅で優雅な時間を楽しむのも良し。楽しみ方が広がるお茶の世界を、どうぞ召し上がれ!