続いてご紹介するのは、“おいしいコーヒーの香りが漂う町”黒磯に一軒しかない美しい古本屋やさん「白線文庫」です。東京蚤の市では、懐かしい古本とおいしいコーヒーをどうぞ。
おばあちゃんの家の押し入れから出てきたような本。
風情のある古本が好きで集めていたんだけどそろそろ次の方に渡したい、
そんな思いで白線文庫にお持ちくださったものたちです。
食に関する随筆を集めた小冊子、「あまカラ」。
1951年から17年間に渡って大阪・甘辛社より毎月発行されていました。
時代の著名人による随筆は今読んでもハイカラ!
表紙のデザイン性、編集の妙など、小さな冊子ですがぐっと凝縮されています。
懐かしい!という方、多いのではないでしょうか。
もう一度めくってみると新しい発見があるかもしれませんね。
色あせない魅力のある雑誌のひとつです。
もちろんまだ読んだことのない方にもおすすめ。
【白線文庫 小島佳織さんに聞きました】
01 自己紹介をお願いします。
栃木県は那須高原から少し下った黒磯という町にある、唯一の古本屋。
古い民家を改修して作ったお店は、初めて訪れてもなんだか懐かしい。
静かな気持ちでゆっくりと自分だけの本を選んでいただけます。
お店には様々なジャンルの本を店主が選んで並べています。
読みやすい本から渋めの本まで、どれもお薦めしたい本ばかり。
どの本を読もうか迷ってしまったら、どうぞお気軽にご相談ください。
02 当日はどんな商品を持って来てくださいますか?
普段お店で取り扱っている本はほとんどが古本なのですが、
ひとくちに古本と言っても古いものから新しいものまでいろいろとあるわけで。
今回はその中でも特に古いものを中心に持って行きたいと思います。
ここで出会わなければ他では出会えないかもしれないような本を。
料理の本、音楽の本、写真の本、占いの本などなど。懐かしい雑誌も。
詩集、小説、エッセイ、フランスの蚤の市で見つけた珍しい古本や紙ものも少し。
読んでおもしろいのはもちろんですが、装丁のすてきな本や佇まいの美しい本、
ものとして大事にしたくなるような本を持って行きたいと思います。
そして今回は白線文庫のヨコで小さなコーヒースタンドが開きます。
古本とコーヒー。お楽しみに。
03 東京蚤の市をどんな風に楽しみたいですか?
蚤の市の空気が好きです。パリの蚤の市のように肩の力の抜けたあの感じ。
慣れないイベント出店なので、あたふたしてしまいそうですが、
お客さんのような気持ちでみなさんと一緒に楽しみたいです。
04 来場する方へひとことメッセージをお願いします!
古い本の魅力を少しでもお伝えできればと思います。
どうぞのぞいてみてください!
【店舗情報】
白線文庫
栃木県那須塩原市高砂町6−9
http://hakusen.exblog.jp/