「民」や「みんなの」を意味する”FOLK”という名前を冠した「FOLK old book store」は、その名の通り、雑多でありながら一人ひとりの個性や気分に合う一冊が見つかる古書店。その品揃えは実にバラエティ豊かで、エッセイや小説から漫画、古雑誌、ちょっとユニークなHow to本まで、人という生き物の多様さを映し出しているようです。ギャラリーとしての側面を持つこのお店は、クリエイターとの親交も深く、さまざまなグッズもお持ちいただけるようですよ。

畑口佐知子さんのプラ板バッジ

 最近は古着も少し増えました

【FOLK old book store 吉村祥さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
画家の畑口佐知子さんと一緒に布を作りました。これからその布を使って色々つくる予定ですが、今回は布の缶バッジのみ持って行きます。 古本は読み物、漫画、ビジュアル本など織り交ぜて持って行きます。少し古着も持って行こうかな…雑多なお店になりそうです。 

【店舗情報】
大阪市中央区平野町1-2-1 1F/B1F
tel. 06-7172-5980
http://www.folkbookstore.com

今から20〜100年ほど昔、それは今のロシアがソビエト連邦と呼ばれていた時代のこと。その国には詩情あふれる絵本がつくられていました。今年5月に岩手県・奥州水沢に実店舗をオープンした「ふぉりくろーる。」が持ってきてくれるのは、選りすぐりの絵本や、絵本の世界から飛び出してきたような紙もの雑貨、ブリキのおもちゃやドールにバッジ、と盛りだくさん！　どこか懐かしくも、不思議と新しい。そんな絵本の数々をお楽しみください。

むかしロシアのカラフルな絵本たち。ざらっとした紙肌やたっぷりのったインクの質感もモノとしての味わい深さをつたえています

プラスチック、セルロイド、ラバー、ガラス、ブリキ、繊維。いろんな素材。絵本から抜け出してきたかのような色とりどりのトイたち

60年代を中心に印刷の可愛らしいポストカード。たくさんお持ちします

素材やかたちもさまざまなむかしロシアのバッジたち。レトロなデザインやハッとする色彩が魅力です。こちらもたくさんお持ちします

むかしロシアのヴィンテージ・クロス。どこか懐かしくて可愛らしい色鮮やかな生地。ボタンもお持ちします

【ふぉりくろーる。さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
いまのロシアがソ連と呼ばれていた、およそ20〜100年ほどむかしのロシア。その時代の絵本と、絵本のテイストに通じる雑貨たちを扱うお店です。今年の5月に、岩手県は奥州水沢に店舗をオープンしました。東京蚤の市にはいままで3回出店させていただいていますが、今回、初の関西蚤の市ということで、初心にかえって、選りすぐりのむかしロシアの絵本たち、切手やラベル・カードなどの紙もの雑貨、プラスチックやラバー、ブリキといったいろんな素材のドールやバッジ、さらに柄・デザインが素敵なプリント生地など、盛りだくさんで臨みたいと思っています。関西のみなさんにお会いできるのを心から楽しみにしています！

【店舗情報】
ふぉりくろーる。
岩手県奥州市水沢区南町2−17
tel. 0197−47−5539
http://folklor.jp

古道具や古書には、生まれてきた時代の面影があります。神戸・元町にある「Fabulous OLD BOOK」の店内に並ぶのは「アメリカ絵本の黄金期」とも呼ばれる、1940年代から1970年代に制作された古絵本。風合いの良い用紙に丁寧に刷られた絵本は、好景気の時代だからこそ。当時の印刷物・雑貨・ピンバッジやワッペンなどのコレクターズアイテムなど、まさに“Fabulous（＝素晴らしい）”といえる品々は、好きな本やアイテムを扱い続けるという、実直なお店の姿勢が表れています。

クリスマスの絵本は、たくさん発行されています。これは鮮やかな色合いのきれいな一冊

クリスマスのキャンドル。聖歌隊の男の子が一生懸命に歌う姿がとってもキュート

人気の絵本『CIRCUS』は手触りでも楽しめるファジーブック。『MOTHER GOOSE』に関する絵本はたくさん出版されています
 

COOK BOOK（料理本）はイラストも絵本のように可愛いものがいっぱい

【Fabulous OLD BOOKさんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
1940年代～1970年代にアメリカで発行された絵本を中心に、絵本のイメージに通じる可愛い人形やファブリックなどの雑貨を集めたお店です。2000年に神戸の元町でオープンしました。アメリカ全土を車で訪ねて、あまり日本では知られていない絵本や雑貨などを、自分たちの視点で、ていねいに選んで買い付けています。取り扱っている本のジャンルは、古いアメリカの絵本を中心に、布絵本、料理本、写真絵本、手芸本、マガジン、コミックスなど。雑貨は、オールド・ファブリック、ピンバッジ、ワッペン、ぬいぐるみ、ドリームペッツ、アンティークグリーティングカード、クリスマス・オーナメント、クリスマス・キャンドル、ポスターなど。スヌーピー、ディズニーのアイテムも扱っています。
 
絵本、料理本、ファブリック、ピンバッジ、ワッペン、スヌーピー、ディズニー、グリーティングカード、ポスターなど。クリスマスオーナメント、キャンドルなどの一足早いクリスマスグッズもご用意する予定です！
 
1940年代～1970年代のアメリカは絵本の黄金期とも言われ、とても質が高い物いと思っています。そんな時代のオリジナル商品に触れて頂き、「本当のアメリカ」を感じて頂ければと思っています。

【店舗情報】
Fabulous OLD BOOK
兵庫県神戸市中央区下山手通4-1-19 西阪ビル4F
tel. 078-327-7883
http://www.fobook.com/

関西初遠征となるという「東京くりから堂」。“ここには何か欲しいものがありそう…！”と心を刺激してくれるような店を目指して、デザイン、写真、ファッションなどのアートブックを中心に、雑誌や単行本など幅広く扱っています。気の向くまま、その目に飛び込んできたものを気軽に手にとってみてくださいね。

【東京くりから堂　土屋貴司さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
東京くりから堂関西初遠征です！　関西のみなさまとの輪が広がることを楽しみにしています！　会場ではぜひくりから堂スタッフに声をかけて下さい、旅の疲れが癒されます…。

【店舗情報】
東京くりから堂
東京都大田区山王2-37-2
tel. 03-3776-8835
HP http://www.kurikara.net/
Facebook Tokyo KURIKARA Market
twitter @kurikaramarket

本に没頭しているときの心の有様を「居留守」と呼ぶならば、ここは本好きの最高の隠れ家。大阪・阿部野の住宅街の中にある古書店「居留守文庫」は、さまざまな心のニーズにぴたりと寄り添う古書がずらりと並んでいます。店主の岸昆虫さんのセレクトのほか、岸さんと親交のある古本屋が蔵書を集めるこの空間は、まさに本のるつぼ。今回は、「LVDB BOOKS」さんとともに出店いただきます。独特のブース演出もお楽しみに！

晩聲社「ヤゲンブラ選書」（ルポルタージュ）
新潮社「書下ろし新潮劇場」（演劇）
朝日出版社「エピステーメー」（思想・哲学）
1970～80年代にかけて杉浦康平が装丁に携わった本はジャンル横断的に多岐にわたります。ブックデザインという観点からリゾーム状に連なるさまざまなジャンルの本を紹介します。

特定の「安直な」テーマに基づいて本を集めるのもおもしろいのではないかという提案です。今回は例として、花が描かれている本を集めてみました。安直だからこそ得られる飛躍・世界の広がりは、物体としての「本」が電子書籍に対して優位に立つところでしょう。

骨董品や古書、がらくたのようなものまで収集し、それらに息を吹き込んだ「箱」の芸術家、ジョゼフ・コーネル。ものを見定めるセンス、価値の創造、蚤の市の遊び方・作り方…。恰好の教科書になりそうな本を持っていきます。

【居留守文庫 / LVDB BOOKS 岸昆虫さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
居留守文庫（大阪阿倍野）とLVDB BOOKSの共同出店です。
「おかしな小部屋シリーズ第2弾―犬小屋サイズのユートピア」と題してブースを作ります。
美術・デザイン～文芸・サブカルあたりを中心に、無限に広がる世界を犬小屋から発信します。

【店舗情報】
大阪市阿倍野区文の里3-4-29
tel.　06-6654-3932
http://irusubunko.com/

美術家・デザイナーとして活躍する古賀鈴鳴さんが、親交のある著名人の蔵書とともに、セレクトした古書を並べる「世界文庫」。その本棚からは、日々の糧となる繰り返し読みたい本、インスピレーションの源になる本、希少な絶版本など、それぞれのセレクターの「世界」を垣間みることができます。小さくとも、一人ひとりの心のうちにある世界の扉を、どうぞ開いてみてください。

絶版の貴重な本や、限定本、外国の装釘の綺麗な本等が多いです

ちょっと変わった、おかしな、奇妙な本や、マニアックな趣味の本も、大好きです。骨・天体・花ことば・お墓の本等

【世界文庫 古賀鈴鳴さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
世界のみなさま、こんにちは。
世界文庫です。
店主は、美術家/デザイナーの古賀鈴鳴です。
世界文庫の【 世界棚 】という本棚には、原田郁子（ クラムボン ）、皆川明（ ミナ ペルホネン ）、甲斐みのり、荒井良二、ナカムラクニオ（6次元）、セキユリヲ、永原真夏（ SEBASTIAN X ）、高橋信也（ 森美術館 ）等の、店主と親交のあるゲストセレクターの方たちの蔵書から送っていただいた本が並んでいる・・・というのが、お店の特徴です。
当日は、あまり目にしたことがないような珍しい、絶版の本を中心に、“ こんな本があったんだ! ”と、みなさまに驚いていただけそうな、本をたくさん持っていきます。
絵本や、画集、デザインの本、小説、ライフスタイルの本等・・・オールジャンルで厳選したセレクトをして持っていき、ずらり。みやすくシンプルに並べようと思います。
みなさまに、お会いできるのを楽しみにしております。

【店舗情報】
世界文庫
京都府京都市北区 紫野東舟岡町19
http://sekaibunko.com/

表現のインスピレーションとなるような本を扱う古書店でありながら、絵本やアートワークなどで活躍する画家・junaidaさんのホームギャラリーであり、幾何学や数学などをモチーフに出版物やプロダクトを発表する自社レーベル「THREE TREES FACTORY」も手がけている。そんなさまざまな顔を持つ「Hedgehog books and Gallery」は、想像力を掻き立てる本やデザインに出合える場所です。ファンタジーとアートと科学が同居する不思議なお店を、ぜひのぞいてみてくださいね。

 数学や天体などに関する古書をお持ちします。

junaidaのA1ポスター”NIGHT OF THE GALAXY TRAIN”は、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」の世界を描いた作品。

たっぷりサイズのトートバッグ”THROW IN YOUR IMAGINATION”は、黒・白・青・金の4色に、フェルトのような手触りのフロッキー加工を施した豪華な印刷。サイドの真鍮ボタンを中央で留めると、スマートな三角バッグ変身します。

 当店のオリジナルプロダクトTHREE TREES FACTORYは、幾何学・錯視・モールス信号・数学など「やや難しいけれど魅力的なもの」を題材に、シンプルでかっこよく、また遊び心もあるプロダクト作りを目指したデザインプロジェクト。グラフィックデザインなどが好きな方にオススメです。

【Hedgehog Books and Galleryさんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
京都にある本とギャラリーのお店です。
近いようでなかなか遠い兵庫県ですが、この機会に知っていただければ嬉しい限りです。
デザイン・数学・天体・生物の本など少し偏ったセレクトの本の他に、当店のオリジナルグッズなどもたくさん販売致します。

【店舗情報】
Hedgehog Books and Gallery
京都府京都市上京区西三本木通荒神口下る上生洲町
http://www.hedgehog-books.com/

滋賀県彦根にある、古本とデザインを取り扱う「半月舎」。そこに並ぶ古本は、ほとんどが市内のお家から引取ったものだそう。本を手に取って、以前の持ち主を想像してみるのもいいですね。本だけではなく縁のあると感じるものや楽しいものを扱って、私たちを飽きさせません。その一つとして山形産のくだものジュース「山形代表」も用意してくれるとのこと。このお店があなたにとって新しい発見の場となりますように。

オリーヴやプレイボーイなど、古い雑誌などもたくさん持っていきます

山形の果物でつくった、果汁100％のおいしいジュースです

食欲の秋、食べ物エッセイはいかがでしょうか

半月舎でつくった山形紀行の記録などを綴った小冊子

【半月舎 上川七菜さん・御子柴泰子さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
こんにちは、滋賀県彦根のちいさな古本屋、半月舎と申します。
彦根とその周辺で引き取ったさまざまな古本を持っていきます。半月舎員が編集に携わった小冊子などもあります。くわえて、愛東産の菜種油「菜ばかり」、山形産のくだものジュース「山形代表」など、縁のあるおいしいものなどもお持ちする予定です。
みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。

【店舗情報】
半月舎
滋賀県彦根市中央町2-29
tel. 0749-26-1201
http://hangetsusha.com

情緒のある築100年ほどの古民家の玄関を開けると、懐かしい本たちが楽しく出迎えてくれます。「ハナメガネ商会」には、店主のマスダモモエさんが好きの気持ちを大切に選んだ、ヲトメゴコロをくすぐる少し前の本がずらりと並んでいます。思わず微笑んでしまうような表紙の絵本、今ではなかなか見られない装幀の本、その全てが一点ものです。手に取った本に懐かしさを感じたら、どうか、あなたのお家まで連れて帰ってくださいね！

懐かしい絵本たち

装幀デザインの美しさも、ぜひじっくりお手にとってお楽しみください

ベトナムで買い付けてきたキッチュな雑貨たちもすこし並べます

【ハナメガネ商会 マスダモモエさんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
栃木県益子町にあります古本屋のハナメガネ商会です。築100年ほどの古民家に、すこし昔のステキなこと、愉快なことを集めてクスクスたのしく営業しています。今回の関西蚤の市にも、わたしが大好きな“すこし昔”のステキな本、かわいいものを連れて行きたいと思います。

【店舗情報】
ハナメガネ商会
栃木県芳賀郡益子町益子1665
tel. 0285-77-5370
http://hanamegane.com

静かな住宅街に佇む一軒の町屋。店内に所狭しと並ぶのは、驚くほどに多種多様なジャンルの古本。それもそのはず。「町家古本はんのき」は、古書思いの外、古書ヨダレ、古書ダンデライオンという3つの古本屋の店主が共同で営む古本屋なのです。それぞれが得意なものを持ち寄って生まれるのは不思議と心地の良い混沌。じっくりとそのラインナップを眺めて、手に取って、そんな唯一無二の空気感を存分に味わってくださいね。

「現代猟奇尖端図鑑」
昭和6年に発行されたもので、当時のモボ・モガの流行から、エロ・グロ・ナンセンスまで、写真と、当代の小説家や詩人の文章で彩られ、装幀は画家の東郷青児という贅沢な造りの本です

「たくさんのふしぎ　ぼくは盆栽」
ヌマおじさんこと沼田元気さんによる、子供向けの盆栽本。盆栽を愛するあまり、自ら盆栽と化し、東海道53次の旅に出ます

「ぽけっとにいっぱい」
文章は、今江祥智さん、絵は、長新太さんと初山滋さん。2人の挿画家による童話集は珍しく、今江さんの童話たちに楽しいリズムを添えています

【町家古本はんのき　古書ダンデライオン　中村明裕さんからご来場いただくみなさまへメッセージ】
町家古本はんのきは、京都・御所の近くにある古本屋です。古書思いの外、古書ヨダレ、古書ダンデライオンの3人の古本屋で、築100年の町家を店舗として、共同展開しています。3者3様の品ぞろえで、文学・アート・サブカルチャー・女性向けの本、絵本など、幅広いジャンルの古本をお持ちします。

【店舗情報】
町家古本はんのき
京都府京都市上京区小川通寺之内下る挽木町518
tel. 075-414-6566

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