めまぐるしく変わる、ファッションのトレンド。けれど、少し時代を俯瞰してみれば、何十年か前の流行がふたたびめぐっていたり、100年以上前のアンティークの服がデザインソースになっていたりするから、興味深いものです。そんなファッションの歴史や当時の時代背景が垣間見える古い洋服たちが、東京蚤の市には勢ぞろい。作業着やミリタリーアイテムなど、本来はおしゃれのための服ではなかったもの。美しいギャザーや刺繍にうっとりする古いブラウスや、古着初心者でも取り入れやすい小物類など。おしゃれが好きな人ならワクワクしてしまうに違いないディテールやエピソードや詰まった洋服たちが、もう一度袖を通される日を待ちわびています。
Sirturdayサイズ、カラーのバリエーション豊富なMarimekkoのjokapoikaシャツは、時を経ても色あせない魅力が。
GATE-1セーラーブラウスやボーダーのバスクシャツ。元は海軍の制服だった名残を感じさせます。
FILM〜80s USA製のデッドストック半袖スウェット。ラグランスリーブがかわいい。
verandah aoyamaフランス軍ミリタリーベルト。使い込まれたコットンベルトの風合いや、ステンシルがたまりません。
MOTHER LIP刺繍やレースなどのフォークロアなアイテムを得意とする、代官山の名店。ガーリーな洋服を探している人は必見です。
CaNARi留め金がクラシカルなレザーバッグは、古着初心者でも着こなしやすいはず。
piika antique&vintageヴィクトリアン時代の赤ちゃんや子供用の洗礼服。繊細なレースとギャザーにうっとりします。
Sugar townヴィンテージのハンカチをそっとバッグに忍ばせて。洋服だけではなく、小物で古いものを取り入れるのも一つのアイデアです。
古着は、風合いやサイズ感など一つひとつが1点もの。試着してもしぴったりだったら、それはもう運命の1着です。現行品と違って、人とかぶらないのもうれしいところ。ファストファッションやトレンドから一歩下がって過去の洋服たちに目を向けてみれば、自分だけのおしゃれの楽しみが発見できるかもしれません。