【時を経た「白いもの」に心惹かれる理由】

古いものとの出合いのなかで、「白」という色の豊かさに気付かされることがあります。洗いざらしのリネンの白、とろりと柔らかな乳白色、キリリと青みがかった白磁…。暮らしにスッと溶け込み、決して主張することはないけれど、静かに日々の風景に寄り添ってくれる。そんな「白」の魔力にとりつかれてしまったのは、どこの国でも、そして100年前の人も今を生きる私たちも同じなのかもしれません。東京蚤の市では一体、何色の「白」に出合えるでしょう?

友栄堂花の様な輪郭が可愛らしいスーププレート。こっくりとした白はアンティークならでは。

TENDER CUDDLE

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19世紀の古い洋服たちは、生地感や着古した風合いにさまざまな白が宿ります。

Grenier Voyage美しい象牙色のサルグミンヌ窯のコーヒーポット。ヒビカケのない完品です。

klalaとろりとしたバニラ色がなんとも愛らしい、アイスクリームスプーン。

retro numberアラビアの古い白のプレートと、hackman(ハックマン)のカトラリー。どちらもシンプルなデザインで相性抜群です。

仁平古家具店白磁の小皿は何枚も集めたくなるアイテム。

MANSIKKA何度も洗い込まれたランドリーバッグは、かすれた文字も良い風合いに。

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平清水の継ぎのある大鉢。花を生けたときの凛とした美しさに目を奪われます。

アボカドホームカフェ米国アンカーホッキング社のファイヤーキング「アイボリー」は、コーヒーの色が映えるやさしい白。

Linen+room
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繊細でうっとりと見入ってしまうアンティークレースやアンティークビーズ。

atelier coin白いホーローのアンティーク文字盤は、ところどころに見られるサビも魅力の一つです。

国も時代も素材もさまざまな「白」のグラデーション。時を経て奥行きや風合いを増した「白」たちは、一つとして同じ色はありません。どうぞ自分だけの「白」を見つけてみてくださいね。